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help rebuild sri lanka

スリランカのサイクロン災害に対する支援を始めます

2025年11月28日、サイクロン「Ditwah(ディトワ)」がスリランカを直撃し、各地で豪雨・洪水・土砂災害が発生しました。2025年12月8日現在、死者数は600人を超え、発生から1週間経過した現時点でも増加する一途で、行方不明者はいまだ200人ほど残っております。

サイクロンがもたらした水害は多くの人々の日常を一瞬で奪い去り、広範囲にわたる浸水や土砂被害で5,000軒以上の家屋が全損、81,000軒以上が一部損壊しました。多くの地滑りにより線路や生活道路は分断され、支援物資を届けるのも困難な地域があります。被災者は176万人(51万世帯)を超え、水が引いた後も大量の漂流ゴミや土砂の山の処理に追われる日々が続いており、被災した人々の暮らしは今、困難に直面しています。

現地仲間達の被害状況

幸いにも、ambaraの製品を監修してくださっているドクターや、その診療所や処方箋製造所、パートナー会社のファミリーの家は被害もなく無事だったと報告を受けています。
しかし一方で、キトゥルハニーを作ってくれているキトゥルメーカーのスタッフの方々は皆、一晩のうちに家をまるごと土砂に飲み込まれて生活に必要なものすべてを失い、また製造所の機械類も壊滅的な被害を受けました。

ambaraは、スリランカの植物、風土、そして人々の知恵に支えられながら歩んできました。その恩恵を受けてきた私たちにとって、今回の災害を自分ごととして受け止めることは当然のことです。今回のサイクロンは、被災地域の生活基盤を奪い、未来への希望までも脅かしています。しかし同時に、「今こそ支援が必要である」という強いメッセージでもあります。

そこで私たちは、2025年12月の売上の10%をスリランカ政府の災害救援基金へ寄付いたします。さらに、こちらのページでは、日頃から製品づくりを支えてくれているキトゥルメーカーの再建と、そこで働く方々の生活支援のための募金を始めます。自然と共に生き、伝統の味を守り続けてきた人々が、再び手仕事を続けられる未来をつくるために。ambaraというブランドをゼロから育ててくれたスリランカという島と、そこに生きる人々へ、小さな規模ではありますが、確かな意志をもって恩返しを続けていきます。

また、私たちはスリランカの文化や植物の恵みを届けるだけでなく、その背景にある“人々の暮らし”を守ることも大切な使命だと考えています。現地の状況を最もよく知るパートナー会社の代表と連携し「必要な支援を、必要な場所へ」確実に届けていきます。どうか皆さまのあたたかいご支援をお願いできますと幸いです。

下のテキストリンクもしくはQRコードより、寄付ページへお進みいただけます。
※寄付につきましては、手数料などの事情から1口1,000円より承らせていただけると大変助かります。




最後に、今回の被災地域は、スリランカ中部から北東部を中心としていますが、南西の海岸部はこれまで通り観光ができる状況にあり、被災地域でも少しずつ復興が進み始めています。

スリランカにとって観光は、暮らしを支える大切な産業です。もし機会がありましたら、ぜひ「訪れる」という形の支援も心に留めていただけたら嬉しく思います。

この島に足を運ぶと、人々のあたたかさや文化の豊かさに触れ、きっと心を動かされるはずです。スリランカを想う気持ちが、また次の力へとつながっていきますように。

2025年12月 ambara代表